僕が魔女のお姉さん(verdsmith)

 

鳥のさえずりが聞こえてくる。
目を覚ますと僕の視界には汚い天井が見えた。
そこには雨漏りでできたシミがある。
何となくぼんやりとそれを眺めていた。
眠気がまだ完全に取れないまま寝心地の悪いボロボロの布団から身体を出した。
太陽は既に高くのぼっている時間だ。
「やっと起きたのかい?」
母親に呆れられながら用意してもらった朝食を食べた。。
朝食といっても薄いわりに堅いパンとミルクだけだ。
この家はとても貧しい家というわけではなかったがこの村にいる家庭としては普通の光景である。
パサパサのパンを口に入れミルクで無理矢理喉へと押し流して辛うじて食べ終えることができた。

寝ぐせを直す為に鏡を見ると大きくため息をついてしまった。
「はあ、そうか。僕の髪はこんなに短いんだっけ。」
母親が使っている櫛を元の場所へと戻した。
そして再び鏡で自分の顔を見るとまたしてもため息をもらした。
「これが僕なのか・・・」
別に自分の容姿が悪いというわけではない。
少なくとも年相応の平凡な男だと思っている。
短い髪にまだ未熟な顔立ちだが決してブサイクではない。
体格も体力も全然悪いわけではないが普通という言葉がお似合いだった。
最近やっと読み書きを習い始めたばかりだが勉強ができる方でもない。
だから今の僕は本当に田舎の普通の男の子と言えるだろう。
問題は別の所にあった。

少し時間が経って僕は急いで外にあるトイレへと駆け込んだ。
本当はさっきから尿意があったのだが我慢していた。
その我慢も遂に限界に達し僕はやむにやまず汚いトイレへと入った。
早くしないと漏れて大変な事になるので僕は慌てながらズボンをおろした。
すると自分の股間についているモノを見てまた大きく息を吐いてしまった。
「ああ、またこれをしないといけないのか・・・」
生理現象だから仕方ないといえばそれまでだが僕は自分の股間についているものを手に持った。
自分が男の子なんだからこうしてトイレをしないといけないというのは理解している。
しかし、頭では分かっているのだがまだ慣れないでいた。

「また遊びに行くのかい。たまにはネールさんと教会の手伝いにでも行ったらどうだい?」
「時間ができたら行くよ。」
外に出て行く僕に母親が五月蠅く見送ってきたが僕はそれに曖昧な返事をするだけだった。
でも今は教会になんか行ってる場合じゃない。
外に出ると僕は辺りを見回した。
どこをどう切り取っても辺境の田舎の村という言葉しか出てこない。
どの建物も低い貧しそうな家ばかりで目立った建物もせいぜい教会ぐらいだろう。
その教会でさえ簡素であり外見も中身も装飾らしい物はほとんどなかった。


「よお、これから皆と遊びに行くんだけどお前も来ないか?」
道を歩いている僕に声を掛けてきたのは近所に住んでいる友人だった。
とはいえこの村に住んでいればほとんどの村人は知り合いのようなものだ。
「ごめん、今日は僕ちょっと用事があるから・・・」
そう言って折角の友人の誘いを断った。
「お前最近付き合い悪いよな。一体どうしたんだよ。」
友人は凄く残念そうな表情で断った僕にそう言ってくる。
「ほ、本当にごめん。ちょっと用があってさ・・・」
心の中が痛むのを感じて申し訳ない気持ちになりながらその場を立ち去った。
友人の言う通りここ最近一緒に遊んだ記憶はない。
でも正直今は友達と遊んでいる暇はない、今の僕は別にやらなければならない事がある。

汚い道を進んでいくとそこに一台の馬車が留められてられていた。
繋げられている馬がこちらを警戒してくるが気にせず馬車の入り口へと向かった。
村では滅多に見かけない豪華な馬車だ。
それに馬も大きくかなり力強く見えた。
僕は息を整えると馬車の扉をノックしゆっくりと中に入っていった。
そこは違う場所に入り込んでしまったような広大な空間だった。
外の見た目からは想像できないぐらいに広い。
廊下や部屋がいくつもありまるで豪華な屋敷に入ってしまったようだ。
僕はとある部屋に進んでいった。
その部屋には様々な物が置かれていた。
可愛い花やお洒落な家具がありこの村では見る事はない不思議な物がいっぱいある。

「いらっしゃい、また来てくれたんだ♪ふふっ、どうぞくつろでね。」
部屋に置かれている物を見ていると奥から嬉しそうな女性の声が聞こえてきた。
透明感のあるとても美しい声で上品さと共に色気も感じられる。

髪は黒い綺麗な長髪で女性が足を踏み出す度にフワッとなびいた。
スタイルは抜群という以外の言葉が見つからない。
履いているハイヒールをカツカツと鳴らしながら歩くとその特に目を引く大きな胸が上下に揺れた。
しかもこれ見よがしに谷間の開いた服を着ているので余計に視線が向かってしまう。
僕はなるべく見ないようにしようとしたがついそこに目が行ってしまい緊張してしまった。
そして女性に言うべき言葉を忘れて見惚れてしまった。

「ねえ、人が話しているのにどこを見てるの?」
「うわ!?」
ボーっとしていた僕の目の前に女性が話しかけてきたので僕は思わず驚いてしまった。
それでも女性はわざと胸の谷間を見せつけながらニコッと笑い掛けてくる。
「う、うう・・・」
その瞳は吸い込まれそうな程綺麗で思わず顔を背けてしまった。
「ちょっと私がに用があって来たんでしょ。早く言ってよ。」
近寄ってくると女性が掛けている香水の匂いまで漂ってきた。
なるべく平常心を装い再び女性の方に向き直る。
しかし、女性のどこを見ても魅力的で見ているこっちが恥ずかしくなっていった。
「もう何か言いたい事があるなら早く言いなさい。ふう、もういいわ。そうだ、良い紅茶があるから用意するわね。」
そう言ってカチャカチャと食器を用意し始めた。

「こ、紅茶なんていらないです!」
そこで僕はやっと口を開いた。
そうだ、僕はここにくつろぎにきたわけではない。
本来の目的を思い出した時は僕の身体が動いていた。
「こ、この!」
「きゃあ!」
僕は小さな身体で大人の女性に突進するとそのまま押し倒してしまった。
そして僕は自分の顔をその豊満な胸の間に埋めると思いっきり匂いを嗅いだ。
女性の香水と甘い体臭を思いっきり吸い込んでいく。
「ふーふー!」
僕は鼻息を荒くし野獣のように女性を襲っていた。
匂いを嗅ぎながら乱暴に胸を触っていく。
しかし、押し倒された女性は驚くどころかむしろ喜んでいた。
「うふふっ、すっかりエッチな男の子になったわね。元マーラ様♪」
そう言って女性はニヤニヤと笑いながら僕の頭を撫でてきた。

僕の目の前にいるのはマーラという女性だ。
彼女は有名な魔女でもある。
それが僕の本来の身体だった。
そして今の僕のこの身体の本当の持ち主は目の前にいる。
そう、彼女が元々僕だったのだ。
僕達は身体が入れ替わっている。
魔女のマーラだった僕は田舎の男の子、そして田舎の平凡な男の子は魔女の身体になってしまった。
「ふふっ、そうよ。気のすむまで私の身体で楽しみなさい。」
僕は何も答えずただかつての自分の身体を襲い続けあの日を思い出していた。




その日私は手紙を受け取り馬車を走らせていた。
馬車の振動が胸に伝わると何度も私の自慢の胸が揺れた。
「もう本当に酷い道ね。こんな所に本当に村なんてあるのかしら。」
辛うじて道として機能している地面を走り続けてどれくらい経っただろうか。

長い旅を経てようやく目的の小さな村に辿り着いた時には前の村を出発してだいぶ時間が過ぎていた。
「ふう、やっと着いたわ。それにしても思った通り酷い所ね。」
一目見た瞬間そこは辺境の村という言葉がしっくりくると思った。
目立った物のないへんぴな田舎だ。
でもここにしばらく滞在しなければならない。

馬車を適当な場所に置くと馬車の中で着替えを始めた。
胸元の開いたエッチな服、脚を長く綺麗に見せる為のレオタード、そして黒のタイツを履いていく。
男を誘惑する為にこんな格好をしているのかと問われたら答えはイエスだ。
特に新しく赴いた場所ではこの格好の方が便利だった。
「さあ、行きましょうか♪」
鏡で身なりをチェックし終えるとお気に入りの香水を振り掛けた。
これで準備は整った。
最後に踵の高いハイヒールを履くと外に出た。

整備されているのかさえ分からない汚い道をヒールで進んでいく。
正直この靴も服も凄く動き辛いのだが良い事がある。
「ふふっ、見てる見てる♪」
村の広場を歩いていると村人からの視線を感じた。
女性は物珍しそうに男性はエッチな目で私を見てくる。
これももう慣れた事だ。
いつも訪れる新しい場所でこうなる。
どこでも見慣れない美しい女性がやって来たと噂されるのだ。
私自身この姿を見せつけるべく意図して派手な服を着ている。
胸元が開いているせいでちょっと寒いが効果はすぐに分かった。
チラチラと私の胸を見てくる男共の視線が感じたからだ。
しかし、所詮は田舎の連中だ。
私に似つかわしい男などいないだろう。
しかし、見て来るだけなら別に構わないのだが問題はそれ以上してこようとする輩がいることだった。

「よう、姉ちゃん!」
人気の少ない道で私を呼びかけてきたのはいかにも柄の悪い下品な男だった。
見た目も悪く金も持ってなさそうだ。
つまり私にとっては相手にする価値のない人間という事だ。
「悪いけど急いでいるのよ。じゃあね。」
冷たくそう言い放って立ち去ろうとするが男の手が私の腕を掴んだ。
「そんな事言わずに俺とちょっと楽しもうぜ。」
どうやらこのまま行かせてくれそうにない。
「はあ、全く・・・」
このての事は初めてではない。
だからするべきことは分かっていた。
「あんた村に新しくやって来た人だろ。へへっ、俺が案内してやるよ。その代わりに・・・」
男の汚らしい手が私の胸に近づいてくる。
新しい土地でいきなり使いたくはなかったが私はアレを使った。
「いい加減にしなさい!」
次の瞬間私を掴んだ男は地面に倒れていた。
「うわ!?うう、いてて、な、何だ、何が起こったんだ!?」
男は何が起きたのか理解できてないようだ。
私は倒れた男に近寄ると表通りでは見せなかった冷酷な笑みを浮かべて言った。
「貴方が少しでも理解があるのならこれからは私を見るだけで楽しむことね。今度何かしたら貴方の大事なこれを踏みつぶしちゃうわよ。」
男の股間の前でガッとハイヒールの踵を地面に突きさしてやった。
「ひっ!」
恐怖で震える男は怯えて逃げ出そうとしたが私が優しく呼び止めた。
「そうだ、消える前に教えてほしいのだけど村長の家はどこかしら?」
「あ、あっちだ。この道の先の岡の家だよ。も、もう今度から何もしねえから、うあー!」
男は私にそれを教えるとたまらず逃げ出した。

トラブルはあったがとりあえず村長に会いに行く事ができた。
私は丁寧に村長達に挨拶をした。
「噂には聞いてます。高名な魔女マーラ様にやって来て頂き感謝しております。」
「ええ、短い期間ではありますがなるべく多くの方のお役に立てればと思います。」
お上品に村長に接しこれからの事を話し合う。
村長の滞在許可さえあれば仕事の半分は終わったようなものだ。
「ではしばらくお願いします。」
堅苦しい挨拶を終わらせ外へ出ると一気に開放された気分になった。
会話の場では知らないフリをしていたが村長ですら私の胸を凝視していた。
本人はあれでも見てないフリをしていたようだが見事にバレバレだった。
まあ、その方がこちらには好都合だ。
私が提案した内容はほぼ全て村長の許可を得る事ができた。
取りあえず今日やるべきことを終わらせた私は新しい土地での仕事に胸を躍らせた。
もっとも明日からが私の本格的な仕事が始まるのだが今は羽を伸ばしたい気分だった。
私の主な仕事はこういう辺境の土地で魔法や薬の知識を使って人々を助けることだ。
もっとも高額な治療費はもらっているがこんな田舎に来るだけでも大変なのだから当然の報酬だと思っている。


村長と話しを終えた私は村を歩き回っていた。
そして偶然出会った女性と話をしていた。
小さな村だが情報は必要だ。
主要な施設や人間の事ぐらい知っておくべきだろう。
その方が後で何かあった時に役に立つ。
そういうのを知るには地元の人間に聞くのが一番だ。
「おや、珍しいね。新しく来た人だね。しばらくここにいるのかい?」
「ええ、そうなんです。だから色々と村の事を教えて頂きたいのですが。」
話し好きで親切そうな女性を見つた私は早速村の情報を入手する事ができた。
もっとも私は頼んでもないのに女性の方から村の情報を次々に教えてくれたと言った方が正しい。

その時事件が起きた。
「キャア!」
女性と話しをしていた私は思わず悲鳴をあげてしまった。
目の前にいた女性も何事かと驚いている。
振り返ると私の後ろには嬉しそうな男の子が私のお尻に手を伸ばしていた。
「ちょ、ちょっと何をしてるの!?」
「お姉さんが凄いエッチな格好してるからいけないんだよ。」
イタズラをしてきた村の男の子はそう言って再び私のお尻を触ってきた。
タイツの上から私のお尻や太ももをエッチな手つきで触れている。
「こら!女の人に何をしてるの!早く謝りなさい!じゃないと今日帰ったら酷いよ!」
すると女性がもの凄い剣幕で男の子を怒鳴った為ようやく男の子は私から離れていった。
どうやら男の子はこの女性の息子のようだ。
「へへん、知るもんか!あ、お姉さん結構良いお尻をしてたよ。じゃあね。」
私も女性と一緒にキッと睨みつけるが逃げられてしまった
一瞬追い掛けようと思ったが今はやめた。
人に見られているし、それにこのヒールでは子供を追い掛けるのは難しい。
ここはいったん引き下がることにした。
「ごめんなさいね、帰ってきたらきつく叱っておくから。」
女性は何度も私に謝ってくれたが私は腹の虫がおさまる事はなかった。


あれから女性と別れた私はこっそりあの男の子を追っていた。
そしてやっと見つけることができた。
さっきのあの男の子は村の端で誰かと話しているようだ。
それは田舎の小娘といった感じの少女だ。
男の子と同じ歳ぐらいで背も大体同じぐらいに見える。
さっきから一方的に話しかけている男の子の方に下心があるのは見え見えだったが村娘の方はあまり興味がないようだった。
私から言わせれば大して可愛くもない。

「ごめんね、私これから教会の手伝いにいかないといけらないから。じゃあね。」
冷たく娘は男の子に別れを告げるとそそくさと立ち去っていった。
しかし、男の子の方も諦めが悪いようでまだ娘に声を掛けた。
「ちょ、ちょっと待ってよ!こ、今度一緒に遊ぶだけでいいから。」
「もうしつこいわね。考えておくわ。」
娘からそう言われて男の子はちょっと嬉しそうになる。
そして二人は別の方向へ歩きだした。

その様子を私は影から覗いていた。
「ふふっ、あの娘がいいわね。」
私はさっきの仕返しにやって来た。
この高名なマーラ様に恥をかかせた報いを与える為だ。
さっきの恨みは勿論忘れてなどいなかった。
「よくもやってくれたわね。今度はあんたが女の子になる番よ。」
私は狙いをさっき私にイタズラをした男の子と村の田舎娘に定めた。

二人が立ち去らない内に私は魔法を唱えた。
古の魔法の中でもかなり高度な魔法だ。
これを使えば身体を入れ替える事ができる。
詠唱を終えると地面に魔法陣が現れた。
そしてそこから二つの眩しい光が現れると。
ターゲットである男の子と女の子の方へと飛び出していった。
一つ目の光は男の子の身体にぶつかる、そしてもう一方の光は女の子の方に迫った。
しかし、女の子を追っていた光はぶつかる寸前で突然向きを変えてしまった。
「え!?」
少女にぶつかると思った瞬間弾かれてしまったのだ。
当の少女は何事もなく角を曲がり見えなくなった。
しかし、問題は跳ね返された魔法の方だった。
「なっ!?こ、これは!?」
なんと跳ね返った魔法は発動者である私に迫っていたのだ。
その時になって私はやっと気づいた。
「しまった!魔法反射のアイテムか!」

あんな田舎の少女がそんな高価な物を持っているはずがない。
しかし現に魔法は跳ね返っていた。
もう魔法は発動してしまっている。
こうなったら自分でも止めることはできない。
「は、早く離れないと!」
このまま魔法の有効範囲に入ってしまったら・・・
しかし、もう遅かった。
魔法は無情にも光を伴い私と男の子を繋いでいく。
「な、なんだこれ!?」
突然の事に男の子も戸惑ってい始めた。


「く、くそぅ・・・」
何とか抵抗しようとするがもうどうしようもなかった。
安易に魔法を使ってしまった自分を悔いるももう手遅れだ。
光は私と男の子のお互いの身体に覆うと更に輝きを増し始めた。
「あっ、な、なんだこれ。ち、力が抜けていく・・・」
男の子の方はもう意識を失って倒れてしまっていた。
私の方も身体に力がだいぶ入らず立っている事もできなくなった。
地面に膝をつき意識が朦朧としてく。
魂が身体から抜き取られていくのが分かった。
必死で耐えようとするがどうすることもできない。
一度発動した魔法は止められない。
気付くと私は空中に浮かんでいた。
下には私の身体が横たわっている。
魂だけの状態になってしまったらしい。
すると魂の状態になった私は男の子の口へと吸い込まれていった。
「や、やだ!」
逆に男の子の青い魂は私の身体の口へと入ってくのが見えた。
「ああ、私の身体が・・・」
私は男の子の暗い喉の奥へと入ってしまった。
そしてその男の身体の中に私は溶けていった。
そこで私の意識は途切れた。

「うう・・・」

村の家屋が高く見えた。
建物が高くなったからではない。
私の身長が低くなったせいだ。
さっきよりも視線が低くなっている。
私は自分の姿をおそるおそる確認した。
「あっ、あっ、そ、そんな・・・」
小さな手がまず視界に入った。
腕や脚も明らかに短い。
綺麗な大人の女性の身体ではなく未熟な子供の身体になっていた。
当然自慢の胸の谷間も消えて今の私にあるのはスカスカのなんとも貧相な胸板だった。

今度は近くの家のガラスに写った自分を見るとそこにはさっきの男の子の姿が写しだされていた。
「あ、ああ、私がこんな田舎の男の子に!?」
私がペタペタと顔を触るとガラスに反射して写っている男の子も同じように動いている。
色気もセンスのかけらもないみすぼらしい格好だ。
服のあちこちが傷んでいる。
それは紛れもなくさっき私を馬鹿にしていた男の子の身体だった。

「そうだ、早く私の身体に戻らないと!」
近くで倒れていた私の身体に駆け寄る。
まだ気絶しているのか小さな呼吸だけが聞こえた。
どうやら命に別状はないらしいがまだ気絶しているようだ。
面倒な事になる前に早く元に戻らないといけない。
そして幼い少年の身体でさっきと同じ魔法を唱えた。
しかし、何も起こらなかった。

「え、どうして!?」
何度唱えても何も起こる気配はない。
さっきのように魔法は発動しなかった。
今一度自分の姿を見た。
「まさか身体が入れ替わったから・・・」
今の私は魔女ではなく平凡な田舎の男の子の身体だった。
魔法は誰にでも扱えるわけではない。
そしてこの身体で魔法が使えないのだとしたら導き出される結論は一つだった。
「私元の身体に戻れないの!?」
ガラスには絶望した男の子の姿が写し出されているだけだった。

少し時間が経って私は自分の身体を背負って移動していた。
ここで何もしないわけにはいかない。
取り敢えず人気のなさそうな小屋まで運ぶことにした。
「はあ、はあ、私の身体凄く重い・・・」
それにしても自分の身体がこんなに重いとは思わなかった。
当然体重はそんなにないはずだ。
でも少年の身体で担ぐには十分な重さだった。
しかし、このまま放っておくわけにもいかない。
「はあ、はあ、いつもなら魔法で簡単に動かせるのに・・・」
私は憎たらしい男の子の声でそう悪態をついた。

人を避けて家屋の裏などをゆっくり進んだ。
そのせいで結構な遠回りになっている。
「はあ、はあ、もう少しね。」
既に息も切れ汗が流れ落ちている。
小屋が見えて安心した途端最初は気にしていなかった事が気になるようになってしまった。
背負って密着しているので仕方がないとはいえ胸が背中に当たっていたのだ。
豊満な胸の感触を男の子の背中で感じでしまう。
それに凄く良い匂いが漂っていた。
体臭と香水の入り混じった甘い香りで汗だくの今の自分にとっては甘美なものだった。
なんとか意識しないでいようとするがかえって余計に気になってしまう。
段々と身体がムズムズしていったがこれが何を意味しているのかまでは分からなかった。

「や、やっと、着いたわ。はあ、はあ、つ、疲れた・・・」
やっとの事で小屋に到着した。
辺りに人影はない、ここなら一先ず大丈夫そうだ。
私は横になると何気なく横になっている自分の身体を見てみた。
行く先々で周囲の人達が私に憧れた視線を送ってくるのが理解できた。
自画自賛ではないが我ながら実に美しい。
「やっぱり私って綺麗なんだ・・・」
しかし、今この身体の中には男の子が入っていると思うと複雑だった。
本来は私の身体のはずだ。
それが今ではこんな田舎の男の子の姿になってしまっている。
「早く元に戻らないと、でもどうしたらいいのかしら?」
この綺麗な身体に早く戻りたい。
そんな思いで自分の身体を眺め続けていた。
すると私は自然とその顔にどんどん吸い込まれるように近づいて行った。
そしてふっくらしたかつての自分の唇に私は男の子の唇を重ねていた。
まるで時間が止まったかのようだ。
自分の身体から発せられている体臭や香水の香りが漂い私をとろけさせてくる。
このまま襲ってしまいたいという衝動に襲われる。
気が付けば舌を自分の口の中に入れようとしていた。
手を伸ばそうとした時、倒れていた私の身体が突然動き出した。
「う、うーん・・・」
突然キスをされていた私の身体が唸り声を上げ始め、私はすぐに唇を離した。
しかし、寝返りをしただけで相変わらず目が覚める様子はない。
ホッと安心するも冷静さを取り戻した私はさっきまでの自分の行いに混乱していた。
「ちょ、ちょっと何してるのよ私!?」
なんでこんな事をしてしまったのか自分でも分からない
「やだ、しっかりしてよ。」


一緒にいたら気がおかしくなりそうだったので取りあえず乗って来た馬車まで戻ってきた。
役に立つ道具や魔法を解除する手がかりを探す為だ。
私は古今東西の様々な魔道具や魔術書を持っている。
その中に身体を元に戻す情報もあるかもしれない。
こんな身体から一刻も早く自分の身体に戻りたかった。

馬車は無防備に置いているように見えるが実は高度な魔法を掛けてある。
私以外の人間は中に入る事はおろか盗むことさえできないだろう。
扉の前で私は開錠の魔法を唱えた。
「え、なんで開かないのよ!?」
いつもならこれで簡単に中に入れたはずだった。
しかし、その後も何度それを唱えても開く気配がなかった。
それに馬車に繋いでいる馬も私に警戒しているようだ。
「ちょ、ちょっと静かにしてよ!」
いつもなら素直に言う事を聞く大人しい馬が全く私の言う事を聞いてくれない。
鼻息を荒くして「あっちへいけ!」と言われている気がした。
すると段々と周りに人も集まり始めた。
「何だ?」
結局何もできないままトボトボとさっきの小屋に戻るしかなかった。


重い足取りで歩いていると私は意外な自分に呼び止められた。
「やっと見つけたよ!」
突然怒鳴り声が響き私はビクッと身体を震わせた。
一瞬誰に対して言っているのか分からなかった。
この村に知り合いはいないので村人同士で喧嘩でもしているのかと思ったぐらいだ。
しかし、すぐに理解できた。
それは私に向けての言葉だった。
「こら、女の人にあんな事したらダメでしょ!」
怒りを露わにしている女性には見覚えがあった。
さっき私に色々教えてくれた女性だ。
でもなぜか眉間に皺を寄せて凄く苛立っている。
「あ、あのそんなに怒ってどうしたんですか?」
「とぼけるんじゃないよ!ほら遊んでないで早く帰るよ!女の人にあんなエッチなイタズラをしておいてただで済むと思ってんじゃないだろね!」
腕を掴まれ無理矢理連れて帰られてしまいそうになった。
しかも話を聞いてると女性は私がイタズラをした息子だと思い込んでいるようだ。
「え、ち、違うんです。それは私じゃなくて・・・」
「言い訳は聞かないよ!早く帰って家の手伝いをしなさい!それからあの女の人に謝りに行くんだよ!」
しかし、母親は私の話しを聞いてくれる雰囲気ではなかった。
このままだと知らない男の家でお説教されて手伝いをさせられてしまう。
もちろんそんな事をしている暇はないしさせられる道理もなかった。
「あ、あの、ご、ごめんなさい!」
私は腕を振りほどくと急いで走り出していた。
「こら、帰ってきたら許さないよ!」
後ろから母親の怒った声がまだ聞こえ続けた。
でも少なくとも私が怒られる筋合いはない。
「何で私が怒られないといけないのよ!?悪いのはあの子なのに・・・」


やっと小屋の所に戻って来ることができた。
でも正直これからどうしたらいいか分からない。
この身体で魔法が使えないのならもしかしたら私の身体になっている男の子なら元に戻せるかもしれない。
でも私の身体になった男の子に同じ魔法を使えるだろうか。
恥を承知で他の魔女に身体を戻してもらうべきか、など色々と頭を巡らせていると小屋の中から妙な音が聞こえてきた。
耳を澄ますとそれは凄く透き通っている大人の女性の声で同時に色っぽく聞こえる。
私はその声に誘われるように小屋の方へと向かった。
「はあ、はあ、うんんー!」
ゆっくりと近づくとそれが喘ぎ声だと気付くのにそれ程時間は掛からなかった。
私は気付かれないようにそっと中を覗くと言葉を失った。
「ああ!?」
「あははっ、凄いな。目が覚めたら僕お姉さんになってるんだもん。凄い、凄い!それに凄く気持ち良い♪」
私の身体が一心不乱に服の上から胸を揉んでいた。
下品に笑って両手で掴んではその感触を楽しんでいる。
「ふふっ、また興奮してきちゃった。でもこの長い髪の毛は鬱陶しいな。サラサラで良い匂いなのは良いんだけど邪魔なんだよね。」
今度は私の自慢の髪の毛を鬱陶しそうに触り始めた。
私が毎日丁寧にケアをしている髪を邪魔扱いされて少し怒りがこみ上げる。
私の身体になった男の子は興味津々で探索を続けた。
「えへへっ、身体がやわらかい。やっぱり僕の身体とは全然違うんだ。ああ、触ってるだけで気持ち良い。」
そう言って胸から手をはなすと今度は痴女のように身体を撫でまわしている。
それだけで勿論終わるとことなく腕や顔を触るのはもちろん太ももや胸まで手が伸びていった。
「えへへっ、僕におっぱいがある。一度こんな夢見たかったんだ。僕のなら触り放題だもんね♪」

男の子は夢だと思っているのか私の身体だというのにお構いなしだ。
「あはは、凄い凄い。」
あまりの出来事に私はそれを固唾を飲んで見ていた。
早く止めないといけない。
だけどこの光景をもっと見ていたいとも思ってしまった。
不思議な事に私はそれをドキドキしながらこっそり覗き続けてしまった。
そして次には下半身の大事な部分に手を入れ始めてしまったので流石の私も動いた。
純粋に興味本位なのかもしれないが元の身体の持ち主としては見過ごせる光景ではない。

「こらっ、やめなさい!」
身体を奪われた上に自分の恥ずかしい姿を見させられるなんて冗談じゃない。
「あれ?僕がいるよ。やっぱりこれは夢なんだ。」
そう言って私が注意してるのになおも身体を触り続けようとするので私は遂に怒鳴ってしまった。
「いい加減やめなさいって言ってるでしょ!」
こうなったら無理にでも止めないといけない。
しかし、私の身体になった男の子は止めようとする私を睨みつけてきた。
自分の顔のはずなのにビクッと震えてしまう。
「もう、うるさいな!静かにしててよ!」
「あ!?」
そう言われた瞬間身体が突然動けなくなってしまった。
金縛りにあったように身体の自由が効かず、口も思うように動かせない。
「そ、そんな!?こ、この子私の身体で魔法を・・・」
男の子は私の身体で魔法を使えるようだ。
まだ簡単な魔法だったが今の私には影響は大きかった。
今の私は無力な普通の男の子だ。
私が動けず戸惑っている間にも探索を続けていた。

「あれ、急に大人しくなったね。まあいいか。」
私が止める事ができなくなったのをいいことに男の子はやりたい放題だ。
そして私が見ている目の前で自分の身体をオモチャにされていく。
「ああ、これがお姉さんのお尻か♪さっきはあまり触れなかったけど、今は触り放題だね。僕女の人の身体がどうなってるのかずっと気になってたんだ。」
するとレオタードとタイツの中に手を入れて無理矢理股間が見えるように引っ張ってしまった。
「あれ、これどうやって脱いだらいいんだろう?もういいや破いちゃえ。」
中々脱げないタイツを遂には破ってしまうとどんどん前のめりになりながら頭を股間に近づて覗き込んでいった。
傍から見ると変態女のようにしか見えないし必死で覗き込もうとしている姿は滑稽に思えた。
「わあ、僕初めて女の人の股間を見ちゃった。へえ、僕と違って女の人ってやっぱり何もないんだ。友達に教えてもらったんだけど女の人はここを触ると気持ち良いんだよね。」

そう言って指を動かしてまさぐり始めてしまった。
しかも、わざわざ私に見えるように大きく脚を開いて座ってきた。
「ふふっ、僕の身体にもいっぱい見せてあげるね♪」
今私は見たくもない自分の破廉恥な姿を無理矢理見せつけらる格好になってしまった。
しかも動きたくても魔法で動けなくされている。
「女の人のここってこんな風に感じるんだ。ふふっ、僕がお姉さんの身体で感じちゃってるんだ。おチンチンとは全然違う、それに身体が温かくなってきたよ。」
私の身体になった男の子は初めて女の身体でオナニーをしているせいか異様に興奮しているようだった。
鼻息を荒くし息を切らしてまるで野獣のように私の身体で股間の穴に手を入れて動かしている。
「はあ、はあ、すごい僕の身体とは全然違う。夢なのにこんに気持ち良いんだ。ぼ、僕、も、もっと、気持ちよくなりたい、お、お姉さんの身体で、あうう!」
動している手つきは激しさを増す一方だった。
口からは喘ぎ声だけでなく涎まで落ちている。
その姿は淫乱女のようだ。
「はあ、はあ、ぼ、僕、お姉さんの身体で気持ち良くなってる。んんぅー、そ、そういえば、こ、この声もお姉さんのなんだよね。えへへっ、僕の今の声凄く可愛い♪」
男の子が私の身体の声を使って恥ずかしい言葉を出し続けた。
その声を聞いて私もいつの間にか興奮してしまっていた。
自分の身体で勝手にあんな痴態をしているというのに私は興奮してしまった。
「んん!い、いく!ぼ、僕、わ、私、い、いっちゃう・・・」
辛そうとも気持ち良さそうともとれる表情で股間に入れた指を動かしている。
やがて身体がガクガクと震え始めると股間からクチュクチュという音も大きくなっていった。
もうすぐ終わりを迎えるだろう。
そして身体を大きく揺らすと服に開いている部分から見える大きな胸の谷間が同じようにぶるぶると震えて揺れ動いた。
「んぅー、あっ、ああ、んんぅ!」
もう口から出る声はエッチな女性そのものだ。
私はその光景に釘付けになっていた。
そして私の身体の男の子は最後だと言わんばかりに指を激しく動かした。
すると身体をビクッと跳ね上げると突き上げた股間から液体が吹き上げていった。
「あんんー!」
一際大きな声をあげ海老反りになってもまだ股間から液体が溢れている。


「はあ、はあ、この身体凄いよ・・・」
男の子は私の身体でいき満足したように起き上がった。
「す、凄い、こ、これ、夢じゃないんだ。僕本当にお姉さんの身体になったんだ。・・・ふふっ♪」
私の身体でやりたい放題した男の子はこれが現実だとやっと理解できたようだった。
見るとさっきよりも表情が変わったように見えた。
あどけなさが無くなりまるで入れ替わる前の私のようにきりっとした表情になっている。
どこか自信に溢れた感じで、それに笑い方も私そっくりだった。

「はあ、何だか頭がすっきりしちゃった。本当に僕達入れ替わっちゃったんだね。という事はやっぱり僕の身体になってるのがお姉さんなんだね。」
男の子はいったばかりだというのに再び私の身体を触り始めた。
さっきは夢だと思っていたのか雑に触れているだけだったが今度は丁寧に扱っている。
「へえ、お姉さん最近村にやって来た魔女のマーラって名前なんだ。でもマーラって名前は偽名なんだね。あ、そうかお姉さんにはジッとしててもらったんだっけ?もう動いていいよ。」
私が動けない事をやっと思い出すとやっと解放してくれた。
それまで動かなかった身体が嘘のように自由に動かせるようになった。
やはり私の身体になった男の子は魔法も使えるようだ。
「はあ、はあ、や、やっと動けるようになった。」
やっと解放された私だったが状況は何一つ良くなってはいない。
むしろ悪くなる一方だった。
私は非力な幼い男の子の身体になっている。
しかも相手は私の身体で力でも敵わず私の魔法までも使えるときている。

「どうだった。自分のエッチな姿を見るのは楽しかった?」
散々自分のエッチな姿を見せつけられた上にそんな事まで聞かれ私はもう我慢の限界だった。
「い、いい加減にしなさい!」
私は遂に怒鳴って力づくで言う事を聞かせようとした。
しかし、私の身体になった男の子には何の効果もなかった。
片手で頭を押さえられ簡単に身体を拘束されてしまったのだ。
「あははっ、僕の顔で起こっても全然怖くないよ。それにお姉さんも興奮してるんでしょ。僕のおチンチンをそんなに大きくさせちゃってるんだから。」
「え?や、やだ、何これ!?」
そう言われて私はさっきから下半身がムズムズしていた正体をやっと知る事になった。
見ると私の股間が大きく盛り上がっていたのだ。
それはズボンの下から何かが突き上げている。
しかもただ大きくなっているだけではなく大きく脈打っている。
「ま、まさか、これって!?」
それが女性の身体になく男性の身体にあるモノだとすぐに分かった。
「正解だよ、僕のおチンチンだよ♪あ、今はお姉さんのだね。」
「うう、私にこんなのが・・・」
幼い男の子とは思えない程大きなそれが今の私の股間に立っている。
ズボンで見えないがそれがいかに大きいか分かった。
今まで何人もの男と関係を持った私には男性が興奮するとこうなる事はもちろん知っている。
かつて私の身体で情けなく股間を膨らませた男達を数多く見てきた。
その時の私はそれをあざ笑っていた。
今は私がその立場になり股間を大きくさせていた。
プライドの高い私にとっては屈辱極まりない光景だった。


「ほら、お姉さんも見たいでしょ。今の身体がどうなってるのか。」
「ちょ、ちょっと!?」
私は無理矢理服を脱がされてしまった。
抵抗しようにも身体の小さな男の子の身体では大人の女性の身体になった男の子に敵うはずもない。
あっさりと服を外れて私はあっという間に裸にされてしまった。
汚い服を脱がされた私の目に飛び込んできたのは男の子の平らな胸板だった。
そこには自分の大きな胸も何もない、代わりに下半身が膨れ上がっていた。
「ほら、僕の自慢のおチンチンだよ。ふふっ、凄いでしょ。今はお姉さんのだよ。」
下半身を露出されて出て来たのは男の象徴だ。
しかも小さな男の子の身体についてものとは思えない程巨大だった。
「やだ!私にこんなのが!?」
今のこんな自分の姿を見たくなかった。

すると男の子は私の手を使って突然今の私の股間に生えている肉棒を掴んでしまった。
「な、何をしてるの!?あん!?」
「ふふっ、折角僕の身体になったんだもん。お姉さんも楽しまなきゃ。ほら、僕が教えてあげるよ♪」
かつての自分の手に膨れていた股間を触られつい情けない声を出してしまう。
それだけ女だった自分が今までに経験した事のない刺激だった。
「んん!い、いや!な、なんなのよ、これ!?」
白く細長い綺麗な指が私の股間に立っているグロテスクな棒に絡んできた。
しかも私のそれが敏感に感じ取ってしまう。
感じたくないのに自分のスベスベの手を気持ち良く感じてしまった。
「や、やだ、さ、触らないで!んんう!」
男性の股間が大きくなるのは理解していた。
しかし、その体験をしているのは他でもない自分だった。
私が慣れない男の身体に取り乱しながらも私の身体になった男の子は嬉しそうに触り続けていく。
女性として味わった事のない男の感覚に襲われる。
そしてそれは頭では嫌がっても身体はとてつもなく欲してきた。
「はあ、はあ、だめ、身体がおかしく、なっちゃう・・・」
もう気持ちが良いのか、気持ち悪いのかさえ分からなかった。
頭で理解する前に身体がどんどん勝手に興奮していく。
それは私の股間に更なる変化を引き起こした。
「流石僕の自慢のおチンチンだね。ほら、まだどんどん大きくなっていくよ。」
信じられない事に私の股間に生えている棒はまだ大きくなっていった。
元の大きさからは考えられないぐらいに巨大になっている。
破裂するのではないかと思える程パンパンに膨らんでいき私に男の未知の快楽を与え続けた。
触られた股間が起点となり身体中が熱くなっていった。
「お、お願い、や、やめて、んんぅ・・・」
小さな男の子の身体についているものとは思えない程の大きさのアレをスベスベの自分の暖かくて柔らかく細長い手が優しく撫で上げていく。
「ほら、僕の凄く気持ち良いでしょ?でもまだまだこんなものじゃないよ。」
自分の顔で無邪気にニコッと微笑みかけられて私はドキッとしてしまった。
「こ、こんな事してる場合じゃないのよ。早く、わ、私の、身体を、ああん!?」
「身体を返してくれ」と言う事さえ今の私にはできなかった。
男の子の身体から溢れる快感が既に私の理性を上回り始めていたのだ。


「ふふっ、気持ち良いでしょ。さあ、お姉さんもそろそろ私と同じように早くその身体に染まりなさい。」
突然口調を変えまるで私のような話し方で喋り出した。
「はあ、はあ、あ、あなた、そ、その、喋り方・・・」
「もうこの話し方の方が楽なのよね。お姉さんもすぐ私みたいになれるわよ。身も心もね♪」
私の顔で意地悪そうな笑みを浮かべる。
「んん!ちょ、ちょっと、は、早く、やめ、て・・・。わ、私、ああっ、うんん!・・・ぼ、僕おかしく、なっちゃうよ。」
既に十分すぎる程おかしくなっていた私だが男の子の身体は更におかしくなっていった。
頭は何も考えられず早くこれが終わってくれる事を願いながらも身体はまだ終わりたくない衝動に駆られていた。
その証拠に私は抵抗する事なく私の身体になった男の子のなすがままになっている。
「お姉さんが僕の身体で気持ち良さそうで凄く嬉しいよ。ふふっ、さあ、あとの事は私に任せてその身体でいっちゃいなさい♪」
まだ私と男の子の口調が混ざったような喋り方だったが確実にさっきとは話し方が変わっていた。
そう言うと今までにない程の力が股間に伝わってきた。
動きも早くなり上下に激しく揺すられる。
「んんぅ!」
私はエッチな男の子のように息を切らして股間を動かされ続けた。
もう身体中から汗が流れてきている。
「だ、だめ、で、出ちゃう、な、なにか出ちゃう!」
尿意とは違うと直感で分かったがそれが何かは分からなかった。
股間からは既に半透明の汁が溢れていた。
そしてそれに続くように何かが溢れてくる。
「さあ、出しなさい。そしてその身体を受け入れなさい。」
自然に身体全体を力ませた瞬間股間から熱い液体が一気に飛び出した。
「んんー!ああ・・・」
今までとは比べ物にならない快感が股間から溢れた。
気を失いそうな程の衝撃が頭に来る。
飛び出したその白い液体は小屋の辺り一面に飛び散っていった。
「はあ、はあ・・・わ、私、い、いっちゃったの?」
これが男の絶頂なのだろうか。
力が一気に抜けていき倒れてしまった。
さっきの高揚感とは一転し焦燥感が出てくる。
「ふふっ、いっぱい出しちゃったわね。その身体気持ち良かったでしょ♪」
それに答えられない程私は疲れ切ってしまった。
白い液体がまだどくどくと股間から溢れ出てきている。
自分の後悔や屈辱とは裏腹に股間は嬉しそうに満足しているようだ。


私がいった余韻でぐったりしていると私の身体になった男の子はポケットから鏡を取り出した。
いつも私が身なりをチェックする為に持っているものだ。
「ふふっ、これが今の私なんだ♪ああ、凄く綺麗で可愛い♪」
私の身体で男の子は鏡に笑ったり微笑んだりしている。
「髪は長くてサラサラだし、目は二重で大きいし、肌もつやつやなんだね。ああ、これが私の今の顔なんだ。」
そう言って鏡に写っている自分にキスをした。
まるでナルシストのように自分の姿を褒めまくっている。
でも私は正直そんな姿を可愛いと思ってしまった。
「ふう、それにしても肩こっちゃった。胸が重いせいかな。大きすぎるのも大変よね。」
大きな胸を持ち上げて手を放すとプルンと揺れ動いた。
「この身体が凄く綺麗だけどこの服が動き辛いのよね。ハイヒールは歩きにくいしそれにこれは食い込んじゃうし。」
股間に食い込んでいたレオタードを指で直した。
「でもそんなの些細な事よね。だってこんな素敵な身体になれたんだから。じゃあ、今度はまた私の番だね。楽しみだなー、私の裸♪」
「え!?」
そう言って嬉しそうに身に着けていた衣服を脱ぎ始めた。
勿論私はそれを止めようとした。
しかし、初めて男の身体でいったせいか身体が重い。
起き上がることさえできなかった。
私にはもうそれを止める体力はなかったのだ。
「や、やめて・・・」
せいぜい蚊の鳴くような小さな声を絞り出すのが精いっぱいだった。
もちろん私の身体で嬉しそうに服を脱いでいる男の子にそんな私の言葉を聞いてくれるはずもない。
頭もいつものように回らず私はボーっと自分の身体が裸になっていく光景を見ていることしかできなかった。


一枚一枚衣がなくなり肌がどんどん露出していく。
雪のように白い肌が少しまた少しと見えてくる。
胸の谷間が丸見えの服がなくなり丸くて大きな胸が飛び出した。
そしてレオタードと破れてボロボロの黒タイツを脱ぐと私の身体になった男の子は裸の格好になってしまった。
自分の身体を見ているはずなのに凄く綺麗だと思えた。
「き、綺麗・・・」
自然と口からそんな言葉が漏れた。
それは私の身体になった男の子も同じだった。
「うわー、綺麗で大きなおっぱいだね。ふふっ、これが僕のなんだ♪」
また興奮しているせいか男の子の口調がまた元に戻っていた。
男の子は私の胸を持ち上げたり引っ張ったりして遊びだした。
その度に触られた私の胸は大きく弾み揺れて波打っている。
「さっきも触ったけど、ほらこんな風にするとすっごく気持ちいいんだよ。」
そう言って私の目の前で胸を揉み始めた。
たわわに実った私の胸が触られて上へ下へ左へ右へと揺れ動く。
いったばかりの私だったが既にそれから目を離せなかった。

「あん、あん、どうお姉さんみたいでしょ。ふふっ、僕の身体のお姉さんも見て興奮するかな?」
私の方を見て喘ぎ声を出しながら胸を触った。
でもさっきのオナニーと比べるとわざとらしい声で聞いているこっちが恥ずかしくなるぐらいだった。
勿論何も感じるはずがない、と言いたかったがその時の私はいとも簡単に興奮してしまった。
自分の身体が弄ばれているはずなのに目が離せない。
息が上がり身体がまた熱くなってくる。
「あん!ふふっ、気持ち良いよ。いつまでも触れちゃうね。ああん!」」
今の自分にとってはそれも魅惑的な声にしか聞こえなかった。
しかも男の子も触り続けたせいか段々と私の身体で興奮しているようだった。
「ああ、また身体が気持ち良くなってきちゃった。」

乳首を人差し指と親指で挟むりこりこりとそのピンクの突起を弄ると身体がビクッと反応した。
「んんっ!凄い、ぞわぞわって感じちゃった。ふふっ、もっと触っちゃおう♪」
さっきまでのわざとらしいエッチな声ではなく本当に気持ち良くなっているようだ。
さ、触りたい、あれをこの手で触って無茶苦茶にしたい。
そんな言葉が私の頭の中をよぎっていく。
必死で欲望を跳ね除けようとするが理性がきかない。
男の性欲がこんなにも激しいものだったとは夢にも思ってなかった。

すると私の視線に気づいた男の子は嬉しそうにこちらを見つめながら胸を揉んだ。
「あれ、お姉さんまた興奮しちゃったの?」
見透かされたようにそう言われてしまった。
「な、何を言ってるの!?わ、私が、こ、興奮なんか・・・」
慌てて否定するがこの身体の元の持ち主である男の子には全て見透かされていた。
「ふふっ、お姉さん僕の身体で興奮してるのばればれだよ。ほら、また大きくなってるよ♪」
「え!?あっ、やだ!」
いったばかりのはずなのにまた私の股間は大きくなっていた。
若い男の子の身体のせいなのかまた活力が戻っていた。
「ふふっ、ねえ、元の自分の身体を見て興奮するってどんな気分なの?」
くすくす笑いながら尋ねてくる。
自分だって好きでこの身体で興奮しているわけではない。
しかし、それを否定できない自分が情けなかった。
「ねえ、そんなに触りたいなら触ってごらんよ。」
私の身体になった男の子は突然そんな事を言い始めた。
「な、何言ってるの!?そ、それは元々私の身体なんだから・・・」
私は必死で自分を抑えていた。
このままだと本当に自分を襲いたくなってしまう。
「あれ、元々これはお姉さんの身体なんでしょ。だったら思う存分遠慮しないで触ればいいじゃない♪」
そう言いながら私に近寄ると恥ずかしげもなく裸で座り込むとその弾みでまた胸が揺れた。
「え、いいの!?」
「ほら、早く触ってごらんよ。さっき僕もいっぱい触ったけど凄く気持ちがいいんだよ♪」
そう言ってニヤニヤ笑いながら無防備な姿を見せてきた。
たわわに実った二つの大きな胸を私の目の前に持ち上げ早く触ってと差し出してくる。
そうだ、考えてみればそれは元々自分の身体だ。
だからいくら触ったところでいつものオナニーと同じだ。
なぜかそう納得してしまった。
というよりもう自分でこの興奮を抑えられない。
私は早く触りたくて仕方がなかったの。

「ああ、わ、私の胸・・・」
名残惜しい気分になりながら私はかつての自分の胸を触った。
温かくふっくらして弾力のある触り心地が小さな男の子の手を通して伝わってくる。
「ああー、僕が私のおっぱいを触ってる。ふふっ、なんだか変な感じね。さあ、もっと私にお姉さんの事を教えて♪」
「はあ、はあ、柔らかい、私の胸こんなに気持ち良かったんだ。」
今まで触ったどんな物よりも気持ちの良い触り心地だった。
フワフワとした感触が手に伝わるだけなのにそれだけで幸せに感じられる。
私の手は小刻みに動きその大きな胸に触り続けた。
「ふふっ、くすぐったい。でも女の人がおっぱいを触られるのってこんな感じなんだ♪」
男の子も私の身体で胸を触られて喜んでいる。
もう私達を止めるものは何もなかった。
「はあ、はあ、も、もっと触りたい・・・」
「いいわよ、いっぱい触って♪」
私は男の子の身体に操られているかのようだった。
ちょっとだけと思いながらも更に触りたくなってしまう。
それに裸になった自分の身体から甘い香りが漂ってきて私は正常な判断ができなくなっていた。
私は自分の身体に虜になりつつあった。
男達が簡単に私の胸の虜になるのが今はよく分かった。
そして今は私が虜にされている。
また自分の股間が膨らんでいく事も気にせず触り続けた。
私は男の子として男の子は女性の私の身体として胸を味わっていた。
もうずっとこうやっていたかった。
私は次第に手を激しく動かしていた。
もっと、もっと、私の、お姉さんのおっぱいを触りたい。
私、僕はもう我慢できずにいた。
すると胸を触られていたお姉さんに異変が起こり始めた。
「んんっ、す、すごい。ど、どんどん、気持ち良くなるよ。」
お姉さんの口から次々とエッチな声を出てくる。
僕はそれを聞いているだけで嬉しかった。

「ふふっ、君も触っているだけじゃ退屈でしょ。それじゃあ、一緒に気持ち良くなりましょうか♪」
そう言うとお姉さんの細長い指が大きくなった僕の股間を包み込んできた。
「ああ、お、お姉さん・・・」
これでお姉さんに触られるのは二度目だ。
「ほら、手を止めないで。今度は二人で気持ち良くなりましょ。」
僕とお姉さんはお互いの大事な部分を触り合った。
「はあ、はあ・・・うふふっ、さあ私をもっと気持ち良くしてね。私も君の事いっぱい気持ち良くしてあげるから♪」
僕はお姉さんの胸をお姉さんは僕の股間を触り合っている。
僕がお姉さんの大きな胸を強く揉むとお姉さんもお返しにと言わんばかりに僕の股間をぎゅっと握った。
「あうう!」
情けない声を出しながらも僕は一生懸命お姉さんのおっぱいを揉んだ。
強く握ると手の中で胸が弾んだ。
「あんっ、君がいっぱい揉んでくれるから私凄く気持ち良くなっちゃった。」
「ぼ、僕も、す、凄く、き、気持ち良いです。」
段々とお姉さんの息遣いが荒くなっていく。
そしてお姉さんの口から吐き出された息が僕の顔へと流れてきた。
つられて僕の息も激しくなってしまう。
見るとお姉さんの大きな胸が更に大きくなっていた。
さっきよりも張りのある大きなおっぱいになっている。
「そ、そうよ。わ、私の乳首もっと、気持ち良く、して!んんぅ!」
「は、はい。あうう、僕も、ま、また、で、出ちゃう!ああ!」
僕はお姉さんの硬くなった乳首をコリコリと弄っては摘まんだ。
お姉さんも僕の股間を激しく手で動かして揺すってくる。
もう僕達は限界だった。
そしてお互いの身体がビクッと動いた。
「あっ、んん!」
「ああ、うう!」
僕とお姉さんの切ない声が口から出た。
「はあ、はあ、僕またいっちゃった・・・」
「はあ、はあ、凄く、気持ち良かったわ。この身体もおっぱいも最高ね♪」
お姉さんのそんな嬉しそうな言葉を聞いて僕も嬉しくなった。
「はあ、はあ、良かったです。僕も、う、嬉しい、です。」
自分の大切なモノが褒められているようで僕も自分の事のように喜んだ。
「ふふっ、君のおかげだよ。ありがとう♪」



もう限界近くまで疲れ切っていた僕と違ってお姉さんはまだ余裕のようだ。
「さあ、そろそろ最後の仕上げに入ろうかしら。」
「さ、最後の仕上げ?」
僕はお姉さんの言っている意味が分からなかった。
「ふふっ、その身体で大事な事まで忘れちゃったみたいね。なら思い出させてあげるわ。」
お姉さんがパチッと指を鳴した瞬間私の頭に急に衝撃が走った。
まるで頭を打って記憶喪失になった人間が再び頭に衝撃を与えて記憶が蘇ったようだ。
「え?え!?私どうなってるの!?さっきまで私自分のことを・・・」
ついさっきまで私は完全に自分の事を男の子だと思い込んでいた。
そして自分が魔女だった事を忘れていた。
身体は依然として男の子の身体のままだったが今は記憶も精神もすっかり元に戻っている。
自分が魔女マーラだとはっきりと思い出せる。
それに頭の中の霧が晴れたかのようにハッキリと思考できる。
「わ、私、何をしてたの!?さっきまで私!?」
「ふふっ、凄いでしょ。記憶だけじゃなくて今の僕なら身体も元に戻せるよ。」
私の身体で男の子が上機嫌でそう説明すると私は一気に希望が湧いてきた。
良かった、これで全てが元通りになる。
「じゃ、じゃあ早く私達の身体を元に・・・」
「勿論そんな事しないけどね♪」
あどけない笑顔で突き付けられたのは残酷な言葉だった。
自分の顔なのに恐怖すら感じてしまう。
「ど、どうして?だ、だってこのまま元に戻らなかったら私達・・・」
私は小さな男の子の身体で声が震えるのを感じながら自分の身体になっている男の子を見上げた。
男の子は私の身体でニタニタと笑いながら私の事を見下ろしてくる。
「だってこんな素敵な身体になれたんだもん♪それに元はと言えばお姉さんが僕と入れ替えたんだからね。」
「ち、違うの、あれは・・・」
必死で何か言い訳をしようとしたがそれは遮られた。
「言わなくても知ってるよ。本当は僕と一緒にいたネールを入れ替えようとしたんでしょ。」
そう言われて私はかたまってしまった。
「ど、どうしてその事を!?」
当然私はその事を誰にも言った覚えはない。
勿論男の子にもだ。
だから知るはずがない。

「うふっ、だって今は私がマーラなんだもの♪マーラの事は何でも知ってるわよ。」
また私そっくりの口調でそう言った瞬間ゾクッとしたものを感じ背筋が凍りそうになった。
恐らく記憶も読まれて全てを知っているのだ。
私も知るはずがない男の子の過去の出来事をなぜか思い出せていた。
この子が住んでいる場所や家族の事、友達の事、ネールという憧れの女の子の事をなぜか思い出せる。
ならば私の身体になった男の子も同じようになっているのだろう。
「貴方今までもたくさんの人を入れ替えの知ってるわよ。面白いからって盗賊のおじさんとシスターお姉さんとを入れ替えたらダメじゃない。それにお姫様と囚人の男の人を入れ替えたのは酷いわね。でも今度はお姉さんの番になっちゃったわね♪」
「い、嫌よ!お、お願い返して私の身体を!!」
私はプライドを捨て必死で頼んだ。
一生こんなみすぼらしい田舎の男の子の身体でいたくない。
早く元の美しい魔女に戻りたかった。
でもそんな私の願いは聞き入れてもらえなかった。
「凄く分かるわよ。この綺麗な身体も魔法も使えなくなるのは嫌よね。前の私ってプライドが高かったみたいだし・・・でも安心してもうすぐ貴方もその身体も受け入れられるようになるわ。そして貴方が見下していた田舎の男の子になるの♪」

次の瞬間私の身体になった男の子は目の前から姿を消すと私の後ろに一瞬で回り込まれてしまった。
それは私が戦闘でよく使うテレポートの魔法だ。
並みの魔法使いでは使えない高度なものだ。
もうここまで私の身体も魔法も使いこなせている事実に私は自分がもうどうしようもできないと理解してしまった。

「な!?」
身構える間もなくぎゅっと後ろから抱きつかれてしまった。
「ねえ、君の背中に何が当たっているか分かる?」
耳元で私の声が甘く囁いてくる。
背中にはふわふわとした感触と先端に突起があるようなモノが私に当たっていた。
大きな胸が背中に当たっているとすぐに理解できた。
すると鼓動が勝手に激しくなる。
もっとくっつきたい、そんな思いに駆られてしまいそうになった。
違う、それは私の身体なんだと、必死で自分に言い聞かせようとする。
しかし、後ろにいる私の身体から出てくる声と暖かい息が耳に吹きかかってくるとそんな理性は簡単に吹き飛んだ。
そしてまた背中にギュッと胸を押し付けてきた。
私が抵抗をしないと知ると今度はすべすべした頬を顔に当てて頬ずりをされまた身体が勝手に反応してしまう。
「ほら緊張しないでお姉さんに全部任せて♪」
なぜか私はその言葉に従ってしまった。
そして私は抱きつかれたままキスをされた。
「さあ、私をよく見て・・・私は貴方に貴方は私になるの。」
お姉さんの目が妖しく光った瞬間僕の中で何かが変わった。
さっきまで緊張していたのが嘘のように落ち着いた。
今お姉さんの目が輝いたのも本当は何か知っているはずなのに思い出せない。
ただ何か良くない事をされた事だけは分かった。
でも僕は気にしなかった。
もうそんな事はどうでもよかったからだ。

真正面からお姉さんと向き合う。
今までに見た事のない程綺麗な身体な女性だった。
シミ一つない白い肌、細長い手足、大きな胸とお尻、全てが僕の理想の女性だった。
「お姉さん、好きです・・・」
そう言うと僕はお姉さんに抱きつきキスをしていた。
お互いの唇を触れさせているとお姉さんも僕を抱き返してくれた。
僕は全てを包み込まれたような感覚に陥る。
「ほら、舌を出して私に全部ちょうだい。代わりに私が持っているモノをあげるわ。」
言われた通り舌を出すとお姉さんの温かい舌が絡んできた。
温かいお姉さんの舌と重なり混ざり合うかのように動いた。
まるでお互いの大事なモノを交換し合うようにお互いを求めた。
もう口の中はお姉さんの唾液でいっぱいになっている。
すると今まで気にしていた事がどんどん気にならなくなっていった。
自分は何をあんなに焦っていたのだろうか。
頭がどんどんボーっとしてくる。
僕はもう完全にお姉さんに全てを差し出していた。
身も心も全てをお姉さんの為に捧げた。
目を少しだけ開けると一瞬お姉さんがニヤッと笑った気がした。
でもその時の僕はお姉さんもきっと僕とキスができて嬉しいんだとしか思わなかった。
「やっと私を受け入れてくれたのね。ねえ、私のこと好きなのよね?」
眩しすぎる笑顔で僕にそう問いかけてきた。
「は、はい!大好きです!」
僕は何も考えず即答した。
嫌いなわけがない、初めて見た瞬間から大好きだった。
「ふふっ、ありがとう。これはお礼よ。」
今度はお姉さんの方から唇を重ねられた。
まるでお姉さんは僕の全てを吸い取るかのように唇を吸ってくる。
「ねえ、お姉さんと気持ちよくなろ♪」
僕にそれを断る理由はなかった。


初めてだったが自分が何をしないといけないかは理解できている。
中々決意できないでいるとお姉さんが促してきた。
「今日は私のお尻を思いっきり触ったじゃない。」
今日の出来事を思い返す。
するとあの時お姉さんのお尻を触った事を思い出した。
「あ、あの時は、ご、ごめんなさい。」
それを思い出して慌ててすぐに謝った。
どうしてあんな事をしてしまったのか今では考えられない。
ただあの時はお姉さんの事が一方的に好きだったからついやってしまった。
今はそれを強く後悔するしかなかった。
お姉さんに怒られると思っていたが意外な言葉が返ってきた。
「ねえ、もっと触りたくない?」
「え!?」
張りのある綺麗なお尻を僕の顔に向けている。
僕は今とてつもなく緊張していた。
当然だ、憧れのお姉さんにお尻を触って良いと言われて何も感じないわけがない。
今回はイタズラではなくお姉さんからの提案だ。
だから堂々と触っていいはずなのになぜか無償に罪悪感が芽生えてくる。
「ねえ、早く触ってよ。それとも触りたくないの?」
お姉さんはお尻を僕の目の前で可愛らしく振りながら言った。
「は、はい、さ、触りたいです!」
そう言われて申し訳なく感じながらぺたぺたと触った。
今日一瞬触った時には分からなかった張りや柔らかさ弾力さをたっぷり撫でながら味わった。
「もうエッチなんだから。」
お姉さんは嬉しそうにそう言ってくれる。
これだけで僕はいっぱいっぱいだった。
でもお姉さんは更に提案してきた。
「あら、お尻だけでもういいの?まだまだお楽しみがあるのに♪」

「私のここが君の大きくなったそれを欲しがってるの。さあ早く私の中に入れて。」
お姉さんはそう言って目の前に座り両脚を大きく開いた。
普段なら絶対に見る事のできない女性の行為に僕は心臓の心臓は自分でも聞こえるぐらいに高鳴る。
女性の秘部を僕はマジマジと見つめた。
細長い綺麗な両脚の間にはピンク色で囲まれた穴が見える。
ここが女性にとって大事な所だと僕は知っている。
それと同時に懐かしさも覚えた。
お姉さんは物欲しそうな視線で僕を見つめてくる。
僕の心臓は激しく鳴り響き続けていた。
「はあ、はあ、す、凄い。」
い、入れたい、凄く入れたかった。
この大きくなった僕のを入れたい。
そしてお姉さんと一つになりたい。
でもそうしたら何か大事なモノを失うような気がした。
「ねえ、お姉さんとやりたくないの?」
僕が一向にやらないでいると寂しそうな表情でそう言った。
「や、やりたいです!」
またもや僕は即答してしまった。
お姉さんの甘い声を聞くともう何も考えられず本能のままに従ってしまった。
そしてお姉さんの股間にある穴に導かれるように入れていった。
ゆっくりとお姉さんの中に僕の大きく立ったモノが沈んでいった。
「ああ、君のおチンチンが私の中に入ってくる。そうよ、もっと私の奥に入れてちょうだい。」
お姉さんの股間にまだズブズブと入り込んでいく。
僕とお姉さんは文字通り身体を重ねていった。
「んんっ、はあ、はあ、私の中で君のアレが凄く熱くなってるよ。」
「お、お姉さんの中もあたたくて、す、凄く、き、気持ち良いです。」
股間の肉棒が暖かい空間に包み込まれる。
そして同時にお姉さんは僕の身体を抱いてくれた。
優しい空間に包み込まれ今の僕は幸せでいっぱいだった。
しかし、お姉さんはちょっと不満そうだ。

「うーん、このままやるのもつまらないわね。そうだ最後にもう一度だけ戻らせてあげる。」
ニヤッと笑うとまた指をパチンと鳴らした。
至福の時間はそれを境にまた絶望の瞬間に変わった。
「は!?わ、私何をしてるの!?」
再び私にマーラとしての記憶と精神が戻った。
そして安心したと同時に恐怖すら感じた。
今の私は簡単に自分を変えられてしまう。
しかもここから逃れる術すらなかった。
「ほら早く腰を動かしてよ。元マーラさん♪」
そう言って繋がって腰をくねらせながらセックスの続きをしようとしてくる。
「い、いやよ!は、早く抜かないと・・・」
「だめよー、まだ途中なんだから最後までやらないとね♪」
何とか中に入れているモノを抜こうとするが太ももでがっちりと挟まれて動けない。
その間にも私は腰を振られしまった。
「うんん!や、やめて、う、動かないで!」
腰を動かされた瞬間から私には快楽とも衝撃ともつかない感覚が襲ってきた。
振動で中に入れている大きな肉棒からあの感覚が溢れてくる。
女だった私にはとても耐えられない男の快感だ。
「最初はお姉さんに身体を返そうと思ったんだ。でも僕に酷い事をしようとしたんでしょ。それに今までも酷いこといっぱいしてるみたいだし、だから僕がお姉さんになってあげるよ。前よりも優しくて皆から愛される存在にね。その方がこの身体の為だよね♪」
私はセックスから沸き起こる快感と目の前で聞かされる絶望を両方味あわされていた。

そしてあの目が妖しく光ると私の身体に異変が起こっていった。
「うふふっ、凄く気持ちいいでしょ。」
ぐりぐりと腰を動かされて繋がっている肉棒がまた感じてしまう。
その快感はさっきまでの比ではない。
「んんっー!何これ、わ、私どうなってるの!?」
悲鳴とも喘ぎ声ともいえる声を私は男の子の喉から響かせた。
あまりにも激しい高揚感と刺激に私はとてもではないが耐えられなかった。
「魔法で君の感度を上げてあげたわ。それに疲れてたみたいだから体力も回復してあげたの。だから思う存分気持ち良くなれるわよ。」
感度を上げたという言葉は本当だった。
それに体力が回復した事で男の子の身体はまた最初のように思う存分快楽を感じている。
とても私に我慢できるものではない事だけは確かだ。
「や、やめて、お、お願い・・・」
「この魔法も本来は男を誘惑して情報を得る時に使ってたのよね。どう、今まで使っていた自分の魔法を掛けられた気分は?」
「も、もうやめて、あ、謝るから、許して・・・」
私は涙を流しながら謝った。
元の男の子のようにえんえんと泣いた。
すると私の顔で男の子が優しく微笑んだ。
その姿は女神のように美しく見えた。
「いいのよ許してあげる。それに大丈夫よ、私は元の貴方みたいに我儘に振る舞ったりしないわ。だから貴方も私とは違う真面目な男の子になって女の子にいっぱい優しくしてね。」
そう言って繋がった腰を激しく振った。
それはもう二度と元の身体に戻らないという宣言だった。

「さあ、身も心も男の子になりなさい。私が持ってた記憶は全部あげるわ。だから貴方の今までの記憶をちょうだい。」
股間が繋がったまま私は抱きしられると熱いキスをされてしまった。
激しいディープキスで口の中がお互いの唾液で入り混じった。
「んん・・・」
すると頭の中にあった自分の記憶が置き換わっていった。
私の魔女の記憶はなくなり男の子の記憶だけが溢れて残った。
田舎の村で生まれて平凡な人生を歩んだ過去がどんどん鮮明に蘇ってくる。
「はあ、はあ、こ、これが、わ、私の、ぼ、僕の記憶なの?」
「ええ、そうよ・・・うふふっ、これが私の記憶なのね。あははっ、凄い、凄いわ!」
戸惑う僕とは逆にお姉さんは凄く喜んでいた。
でもなぜかお姉さんが喜んでくれて僕も嬉しかった。
お姉さんの役に立てた気になったからかもしれない。
「さあもうすぐよ。私達が完全に入れ替われるのよ。私は魔女マーラに君は田舎の何の力もない平凡な男の子になるの。」
いつの間にか僕は腰を振っていた。
自分が誰かなんてどうてもよかった。
お姉さん、お姉さんの為に僕は頑張ろうとだけ考えた。
溢れてくる記憶に押され僕は変わっていく。
今までの魔女としての刺激的な記憶は薄れて平凡な男の子になっていった。
「うう、ぼ、僕が、変わっていっちゃう。」
気持ちよさと共に私が私でなくなっていく。
私は僕になっていった。
それなのに僕は嬉しがっていた。
自分が変わる恐怖よりもお姉さんと一つになれた事が嬉しくて仕方がなかったからだ。
「うふふっ、あははっ、いっぱい思い出せるわ。色んな旅をした事や魔法を使った事が手に取るように分かるわ。もっとよ、もっと私にちょうだい♪」
お姉さんはそう言って嬉しそうに僕とセックスを続けていた。
僕ももっとお姉さんのエッチな声を聞きたくて一緒になって動いた。
そして僕は気付くとお姉さんの身体にある大きな胸を掴んでいた。
「あん!ふふっ、君もその身体に馴染んできたみたいね。さあ、もうすぐよ。」
大人のお姉さんの身体と僕の小さな身体が密着し最後の瞬間を迎えようとしていた。
「だ、だめ、ぼ、僕、だ、出しちゃう。お、お姉さんの中に!」
「はあ、はあ、いいわ。いっぱい出しなさい。そしてその身体を受け入れなさい。」
お互いの身体で最後の力を振り絞って動いた。
そして僕の股間から熱い物が溢れだした瞬間僕達は最後を迎えた。
「んんー!」
「ああーん!」
僕とお姉さんの声が小屋の中に響いた。
お姉さんの中に入った僕の股間から熱い物が一気に吹き上げた。
その瞬間僕の全てが変わってしまった。
「あ、ああ・・・お、お姉さん、だ、大好き・・・」
僕は最後の力を振り絞ってお姉さんにキスをしていた。
「うふふっ、これからその身体をよろしくね♪」
お姉さんも僕の頭を優しく撫でながらお返しのキスをしてくれた。


辺りはすっかり暗くなっていた。
お姉さんは慣れた様子で脱いだ服を着ていった。
破れたタイツは魔法で修復され何もなかったように足を入れていった。
全部服を着終えるとお姉さんは嬉しそうにその姿を鏡で確認し始めた。
「ふう、これでやっといつもの私に戻れたわ♪ねえ、どこも変じゃないわよね♪」
「は、はい・・・」
僕はそう答えるしかできなかった。
マーラとして完璧に振る舞っているというよりそのものになっていたからだ。
そして僕は・・・

「それにしても私の胸大きすぎよね。いっそのこと魔法でもう少し小さくしちゃおうかしら。」
お姉さんは不満そうにそう言って大きな胸をさすった。
それを見て僕の股間はまた大きくなる。
「ふふっ、やっぱりやめておくわ。この方が男を誘惑するのに便利そうだしね。」
僕の大きくなったモノを見てお姉さんはニコッと笑うと立ち去ろうとする。
「あ、そうだ。私に会いたかったらいつでも来てね。いつでも歓迎するわよ。」
そういうとお姉さんは僕にキスをすると姿を消してしまった。
多分魔法を使ったのだろう。
残された僕は頭がボーっとしたまま家に帰った。
そして今日あった事で母親にガミガミと叱られてしまった。
「こら、いつまで遊んでたの!」
「ご、ごめんなさい・・・」
でもこれもいつもと同じ事だ。
自分がイタズラをして怒られて帰ってくるといういつもの光景だった。
散々叱られた後は家の手伝いをさせられた。
家の掃除や家畜の世話など小さな自分にとっては重労働だった。
それでも身体が覚えていたおかげで難なくやり終えることができた。
布団に入ると今日の出来事を思い返していた。
あまりにも多くの事が起こったが一番に思い出したのやはりお姉さんとの事だった。
あの暖かく湿ったお姉さんの中に包まれた感触が忘れられない。
疼きが抑えられず僕はいつの間にか自分で股間を握りしめていた。
お姉さんの美しい裸をつい思い出してしまう。
あれが自分の元の身体だったなんて信じられない。
中途半端に残っている自分の身体の記憶が余計に興奮させてくる。
あの胸や股間、綺麗な顔を鮮明に思い出すと共に僕は握りしめた股間を動かしていた。

「お姉さん、お姉さん・・・」
まだ自分がマーラだという自覚はかすかにあった。
しかし、もう大部分はその精神も記憶もなくなりこの男の子のモノに置き換えられてしまった。
このままでは一生田舎の男の子として生きていかなくてはならない。
何とかしないといけない。
そう思いながらも僕はお姉さんの事を思い出しながら股間を弄り続けた。

翌朝目が覚めると汚い部屋の天井が視界に入った。
いつも自分が馬車の中で見ていた綺麗な天井とは全く違う。
部屋も狭く布団の寝心地は最悪だった。
鏡を見ると魔女のマーラの姿はなくこの平凡な男の子の姿が写っているだけで僕は思わずため息を漏らしていた。


お姉さんは村にいる間その魔法や不思議な薬を使って村の人達の病気や怪我を治していた。
「魔法はやっぱり凄いな。無理して来てもらって良かったよ。」
重い病気だった隣のおじさんもお姉さんに治してもらったようだ。
以前とは見違える程に元気になっている。
「あんなに魔法も使える上に美人なんて凄いよな。」
「噂だと高額な治療費だと聞いてたけど意外と安くしてもらえたぞ。」
「へえ、俺も腰と膝を見てもらおうかな?」
村人達からそんな会話が聞こえてくると僕も嬉しくなっていた。

僕は馬車の周りに誰もいなくなるのを見て勇気を振り絞りあのお姉さんの所へ行った。
馬車の中に入るとお姉さんは紅茶を飲みながらくつろいでいる所だった。
豪華な椅子に座り優雅にくつろぐ姿はとても眩しく見えた。
そして僕はお姉さんの姿を見た瞬間緊張してしまった。
本当にあの身体が元の自分の姿だったと信じられない気分になる。
「こんにちは、何か用かしら?」
まるで客人をもてなすかのようにやって来た僕に優しく声を掛けてくる。
僕は何とか口を開いた。
「お、お願いです。ぼ、僕の身体を返してください。」
これが今の僕の必死の叫びだった。

するとお姉さんは嬉しそうに言った。
「ふーん、もう仕方ないわね♪」
「え!?な、何をしてるんですか!?」
僕の目の前で恥ずかしがる素振りも見せず服を全部脱いでしまったのだ。
あっという間に身に着けている物は何もなくなり裸になってしまった。
「ほら、返して欲しいんでしょ?」
お姉さんはそのままどんどん僕に近寄ってきた。
昨日あれだけエッチな事をしたはずなのに僕はお姉さんの裸を見ると恥ずかしくなって何もできなくなった。
「ち、違います。僕が返してほしいのは、うぐっ!」
「ほら返してあげるわ。赤ちゃんみたいに私のおっぱいを吸っていいのよ♪」
僕の口の中にはお姉さんのおっぱいが無理矢理入れられていた。
しかも僕がそれから離れられないようにお姉さんは僕の頭を手で押さえてしまっている。
「んんー!んんぅ!」
口に入りきらない程大きな胸が僕の口に押し込まれ言葉を話す事もできない。
「そうよ、お姉さんのおっぱいをいっぱい舐めて気持ち良くしてね。」
お姉さんの乳首を舌で触らないようにするがそれでも触れてしまう。
いつの間にか僕は赤ちゃんのようにそれを吸っていた。
僕の舌とお姉さんの乳首が絡んでいく。
部屋の中で僕がお姉さんの乳首を吸う音とお姉さんのエッチな声だけが響いていた。
「私のおっぱい美味しい?そうよかったわ。ねえ、もっとしてほしい?」

こうも簡単に僕はお姉さんの誘惑に負けてしまった。
そして僕は服を脱いで次にお姉さんがどんな事をしてくれるのか楽しみにしてしまっている。
「ほら、私のおっぱい気持ちいいかしら?」
既に大きくなっていた僕の股間に立っている棒をお姉さんの胸に挟まれてしまった。
「き、気持ち良いです、き、気持ち良すぎます・・・」
既に大きくなって敏感になっていた為僕が快楽に堕ちるのはあっという間だった。
敏感な僕の股間は気持ち良さとお姉さんにパイズリをされたという興奮であっという間にいってしまった。
「こ、これ以上されたら僕、う、うああー!」
僕はお姉さんの胸の中で盛大に射精してしまった。
何も取り返せられなかったのに僕は笑みを浮かべながら帰った。
その日はお姉さんの胸が頭から離れなかった。
その後も何度も足を運んだが結局手玉に取られてしまうだけだった。
でも僕は満足しながら今日も家に帰るのだった。
最初は身体を取り戻す為に行っていたはずだった。
そして元の自分の身体を見るとなぜかいつも元に戻る事を忘れてしまった。

「ねえ、お姉さんじゃなくて私の事はちゃんとマーラって呼んでね。」
ある日僕とセックスをしているお姉さんは言った。
「分かりました、マーラさん。」
僕は素直に言う事を聞いた。
正直お姉さんは名前で呼べるのは嬉しかった。
これで前にも増して親密になれた気がしたからだ。
「こら、さん付けも禁止よ。」
「は、はい、マーラ・・・」
自分よりも大人の女性を呼び捨てにしてしまう事に何やら後ろめたさがあったがこれでより親密になれた気がした。
「はい、よくできました。これはご褒美よ♪」
マーラは僕のおチンチンを口に入れてしまった。
「ああ!マ、マーラ、な、何を!?」
すると僕の股間を舌が這いずっているのが分かった。
勿論それをしているのは僕の肉棒を口に入れているマーラだ。
憧れたお姉さんが自分の股間を舐めてくれている。
それだけで夢心地の気分だ。
でも同時に申し訳ない気持ちになる。
大好きなお姉さんにこんな事をしてもらって罪悪感も抱いてしまった。
でも股間から沸き起こる快楽でそんな思いを消し飛んだ。
「んんう!」
マーラは僕の股間をずっと嬉しそうに吸い続けていた。
「あうう!だ、だめだよ。も、もう、出ちゃうよ!」
そう言った途端僕はマーラの口の中に盛大に出してしまった。
「はあ、はあ、ご、ごめんなさい・・・」
僕はペタンと膝をついてしまいながら謝った。
「うふふっ、いいのよ。すっごく美味しかったわ。」
しかし、マーラはごくんとほとんど飲み込んでしまい更には口からこぼれてしまった液をペロっと舐めてにっこりと笑った。
初めの内は自分の身体を取り戻す為にマーラの元に行っていたが今ではマーラと楽しむ為になっていた。
そして僕も身体を取り戻す事を忘れて快楽の沼に入ってしまっていた。
もうマーラと出会えるだけで他はどうでもよくなっていたのだ。


馬車から出るとマーラが嬉しそうに僕へ唇を出してくる。
「また来ますね、マーラさん、いや、マーラ♪」
そしてお別れのキスをして家へと帰っていった。
僕はすっかり恋人の家に通う彼氏の気分になっていた。
マーラと過ごす日々にすっかり満足していたのだ。
ずっとこうしていたい。
それが僕の唯一の願いになっていた。




マーラは普段は魔法や薬で村の人達を助けていた。
物腰は柔らかく誰にも優しかった。
でもなぜか僕の家族に対しては特別に優しく接しているように見えた。
母親の病気はもちろん前から悩んでいた父親の足の古傷も無償で治してくれた。
元からそんなに高い治療費でもなかったがこれには両親も感謝していた。
でもなんでマーラがそんな事をしてくれたのか理由は分からなかった。
両親も少し戸惑っていたがマーラはこう言っただけだった。
「いえいえ、今までお世話になったほんのお礼ですわ♪」
僕を含めて村の人達はマーラの事を好きになっていった。
ただ一人を除いて・・・
「最近あの人によく会いに行ってるでしょ。」
いつものように馬車へ向かう僕を呼び止めたのはネールだった。
「どうしてそれを知ってるの?」
「上手く言えないけどあの人は変なの。これ以上近づいたら駄目よ。これは君の為に言ってるのよ。」
ねぜネールが僕にそんな事を言うのか理解できなかった。
するとネールが首にかけているネックレスを見せてくれた。
「このお守りおばあちゃんがくれたんだけど悪い人が近くにいると私に警告して守ってくれるらしいの。それで今まではこんな事なかったんだけどあの人が来てからお守りが反応してるのよ・・・」
僕がマーラを悪い女性だなんて思えるわけがなかった。
でもネールは僕に一生懸命にお願いし続けた。
「信じてもらえないかもしれないけどこれ以上あの人と会わないで。代わりに私が一緒にいてあげるから。」
「え、で、でも・・・」
僕がはっきりした返事をしないでいるとネールさんは僕にキスをしていた。
「お願い、私じゃだめ?」
真剣な表情で潤んだ瞳でそう聞いてくる。
僕の事を本気で心配してくれているのが分かった。
「わ、分かったよ。もう行かないから・・・」
そう言ってその日はマーラの所へ行かず家に帰ることにした。
自分の部屋に戻ってからネールとの事を思い返していた。
あのネールさんが僕にあんな事をするなんて夢にも思っていなかった。
おそらく昔の僕ならネールの約束を守っただろう。
でも今の僕にとってネールはもう憧れの女性ではなくなっていた。
マーラとの刺激的な日々に慣れてしまった僕には物足りなく感じた。
だから僕はネールの忠告を無視してそれ以降もマーラの所へ行ってしまった。



村にマーラがやって来てからずっと彼女の事を考えながらオナニーをした。
あの顔、手足、胸、声、全てが愛おしかった。
自分があんな魅力的な女の人とエッチができたのが信じられない。
それにこれからも一緒になれると思うと興奮がおさえられなかった。
まだ感触が残っている気がする。
そうして今日も自分で一人エッチをした。
しかし、そんな日々も終わりが近づいていた。
なんとマーラが村から出ていくというのだ。
次の村から手紙が届いたらしくまた旅に出るらしい。
それを聞いて僕はマーラの馬車へと一目散に向かった。
馬車の中に入ると僕はマーラに有無を言わさずキスをしていた。
「どうしたの急に?」
僕から唇を離すと当然の質問を浴びせてきた。
拳を握りながら僕は答えた。
「だ、だってもう村からで出ていっちゃうんでしょ。僕、ずっとマーラといたいです!」
僕は涙ながらにそう訴えた。
それは僕の決死の告白だった。
全てを捨ててでもマーラとずっと一緒にいたかった。
「でも私と来たら二度と戻れなくなるわよ」
「勿論村も出ていきますし帰るつもりはないです。マーラのいない人生に未練はありません!」
僕の必死の言葉を聞いたマーラ様は納得してくれたのか僕の方を優しい笑みを浮かべた。
「もう後悔しないわね?」
「はい!」
僕は力強くそう返事をした。
「じゃあ、契約成立ね。」
嬉しそうにそう言うとマーラは僕に首輪をはめた。
見た限りでは犬につける首輪のように見える。
「これで貴方の身体だけじゃなくて魂も私のものね♪」
そう言ってニコッと微笑んだ。
僕はそれが何の意味なのか深く考えずただマーラとずっと一緒にいる事ができると知って嬉しくて仕方がなかった。


旅立ちの日馬車の乗ったマーラが村出ようとすると村人達が見送りにきてくれていた。
「凄く助かりました。また来て下さいね。」
村長や村人達に見送られた。
でも僕はマーラの隣に隠れてそれらを見る事はできなかった。
皆にだまって村を出たのだ。
聞こえてくる声の中には友人や両親の声も聞こえてくる。
でもその中で一人だけ聞こえない人がいた。
「ごめんね、ネール・・・」
僕は静かにそう呟いた。
本当に村から出て良かったのか分からない。
あのまま村で生活していたら今よりは楽に生活できたかもしれないと時々思う。
生活は両親が面倒を見てくれたし仲の良い友人や憧れだったネールもいた。
今頃ネールは僕が書き残した手紙を読んでいるだろう。
それはお別れの手紙だった。


僕はマーラと一緒に旅をして身の回りの世話をする事になった。
それはまるで召使やメイドのような生活だった。
炊事洗濯はもちろん道中の旅の仕入れなどもやったからだ。
幼い僕にはきつい仕事だったがなぜかそのどれも上手くこなせる事ができた。
でもどんな辛い生活でもマーラと一緒にいられる事が今の僕の何よりの幸せだった。

洗濯をしている時のことだ。
マーラの服を見つけると僕はその衣に顔を押し当てた。
「はあ、これがマーラの香り。」
マーラがいつも着ている服をぎゅっと顔に押し付けてその香りをたっぷり吸い込んだ。
花のような甘い香りがする。
僕はマーラの体臭と香水の残り香をたっぷり吸い込んだ。
するとまた股間がムクムクと大きくなっていった。
そして僕は洗濯をする前にたっぷりとマーラの服でオナニーをした。

そして夜になると僕はマーラの隣で眠った。
大好きな女性と側に寝られて幸せだった。
寝る前のキスは日課として行われて体力が余っていればエッチをした。
そしてお互い裸の身体を抱き合いながら朝まで至福の時間を過ごした。


掃除をしている時の事だった。
マーラは楽しそうにお風呂に入っている。
僕は一人で馬車の中を夜遅くまで掃除していた。
馬車の中は広く整理するのも大変だ。
その日は本棚を片付けていた。
すると一冊の古い書籍が出てきた。
そこには失われた記憶を取り戻す呪文が書かれていた。
しかも魔力がなくても使えるらしい。
試しに魔術書に掛かれた通りに唱えてみる。
すると頭の中に昔の記憶が蘇ってきた。
マーラとの出会いやその後一緒にセックスをしたり旅に出たことが鮮明に思い出していく。
「ああ、こんな事もあったね。マーラと一緒に旅をして本当に良かった♪」
色々な国や村に行った記憶がどんどん蘇った。
そこでマーラが魔法と薬を使って多くの人達を助けて僕も手伝った。
そしてマーラの美しい裸の記憶も勿論蘇ってくる。
「ああ、凄く綺麗だな。」
このまま僕はマーラとの思いでを糧にオナニーをするつもりだった。
しかし、蘇っていく記憶がおかしい事に気付いた。
それは楽しい記憶とはかけ離れたものだった。
僕、いや私が魔法を使って不可抗力で男の子と入れ替わってしまった。
そしてその身体で記憶を失くしていった。
「え、僕?ぼ、僕がマーラ様?えっ、え!?」
自分の中で失われた記憶を鮮明に思い出していく。
それを促したのは・・・

「ふふっ、仕事をサボって何をしてるのかしら?」
後ろからマーラの不気味な程嬉しそうな声が聞こえてきて身体がビクッと動いてしまった。
振り返るとニヤニヤと笑みを浮かべるマーラ・・・いや、私の身体になった男の子がいた。
「それ私の大事な本なの。もちろん返してくれるわよね?」
ニッコリと微笑みながら私が持っている本を返すよう手を差し出してくる。
「そ、そうはいかないわ。こ、これで元の身体に戻れるんだから!待ってなさい今すぐに・・・」
私は本を開き呪文を唱えようとした。
「やめなさい。」
そう言われた直後首輪が熱くなった。
そして身体が動かなくなってしまった。
「な、何なのこれ!?身体が動かない・・・」
頭は正常に働いているのに身体が全く言う事をきかない。
すると私の身体で男の子は次の言葉を言った。
「それはもういらないのよね。だから捨てちゃってちょうだい♪」
「い、いや!か、身体が勝手に!?」
私は火を焚いている暖炉の中に本を投げ入れてしまった。
パチパチと音を立て燃えていき本はあっという間に灰になった。
もう文字すら書いてあるのか分からない。
「大丈夫よ、全部私の頭の中に入ってるから♪」
絶望する私の横で嬉しそうにそう言った。
「その首輪はただの贈り物じゃないわよ。元々は奴隷に使う呪具だったの。そしてそれを着けられた奴隷は主人の命令を絶対に聞くようになるの♪」
「じゃ、じゃあ、私は!?」
「うふふっ、そうよ一生私の奴隷になるの。」
残酷な言葉を嬉しそうに言ってくる。
「くそ、こんな物・・・キャア!」
私は首輪を外そうとしたが外れなかった。
無理に外そうとすると激痛が走った。
「それは奴隷の主人以外は外せないわよ。それに無理に外そうとしたら命を失うから大事にしててね。安心して今からまた戻してあげるわ。何も知らないエッチな男の子にね。」
「い、いや!や、やめて!」
「さあ、服を脱いで準備をしなさい。」
首輪が熱くなると身体が勝手に動き始めた。
言われるがままに服を脱いでしまった。
もう身に着けている物は何もない。
「うーん、このままだとダメね。そうだ、良い事思いついちゃった♪さあ、私とやる前に早く準備しなさい。」
すると私は股間にある小さな肉棒を握ると上下に動かしてしまった。
「い、嫌なのに、か、勝手に手が!?んんう!」
そして私の股間はあっという間に大きくなった。
「ふふっ、準備できたわね。ほら、今度は私の服を脱がしなさい。」
言われた通り私の身体になった男の子から服を外していった。
もう何度見たのかも分からない自分の裸だった。

「じゃあ次はここを綺麗にしてもらおうかしら♪」
大きく脚を開けると手で股間の穴を広げた。
私は顔を近づけるとかつての私の股間を舐め始めた。
「んんっ、良いわよ。ほらもっと舌を動かしなさい。あんん!」
私は頭を押さえつけられ無理矢理股間に顔を当てられながら舐め続けた。
「んんー!んんー!」
まるで舌で掃除をするように舐めまわした。
そしてエッチな喘ぎ声を聞かされ私の身体まで熱くなってしまった。
「さあ、もういいわね。そろそろやりましょうか。さあ早く私の中に入れなさい。」
「だ、だめ、また戻っちゃうのに!?」
私の股間に立っているモノを嬉しそうに横になっている私の身体のあの穴へと入れていった。
「うっ、うう、こ、こんな・・・」
「うふふっ、あのマーラ様が屈辱を感じながら男の子の身体でセックスをしてると思うとゾクゾクしちゃうわ。さあ、私の身体をいっぱい突きなさい!」
私の意思に反して腰が勝手に動いた。
皮肉な事にもう私達の身体の相性は抜群に良くなっていた。
今まで散々エッチをした事でお互いの身体の気持ちの良い所は知り尽くしている。
「これからも気が向いたら戻してあげるわね。そして私が新しいマーラとして貴方は旧いマーラとして一緒にエッチをするの。うふふっ、最高でしょ♪」
「はあ、はあ、よ、よくも・・・」
唇を無理矢理重ねられ舌を絡められた。
「んん!んん!」
唇を重ね言葉にならない声を上げ誰かが来る事を願った。
でもここでどれだけ叫んでも誰も助けには来ない。
この馬車の中は魔法で空間を歪められている。
音は外に聞こえないし外の音も中には聞こえない。
今聞こえるのは私達が腰を突き動かす音と重ねた口から溢れる舌が絡む音だけだった。
私はネールに言われた事を思い出していた。
あの時彼女の忠告を聞いていれば・・・
快楽と絶望が入り混じりながら繋がった腰を揺り動かされた。
「んんー!」
そしてあの時と同じように私はマーラとしての自我を失っていった。
代わりに目の前にいるマーラを愛するただの田舎の男の子になっていく。
もう命令の効力はなくなっていたが自分から積極的にマーラ様の唇に絡みつき腰を振っていた。
やがていつもと同じように僕はマーラの中に熱い物を股間から流し込んだ。
「んんん・・・」
やがて意識が薄れていった。
もうマーラの精神も記憶もなくなりつつある。
「さあ、おやすみなさい。明日からまた私の為に頑張ってね、元マーラ様♪」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

コメント

 
 
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    マイケル・スタンフォード

    シスターと盗賊を入れ替えたとか、お姫様と囚人を入れ替えた時の話が読みたい…

    10:05·返信
     
  •  
    パナキ

    馬鹿にしていた男になって元の自分の身体に弄ばれているところが良かったです!人を入れ替えて酷い目に合わせていたマーラが入れ替わった男の子に今度はお姉さんの番って言われてるところもグッときました!

    21時間前·返信
     
  •  

    良かったけど新マーラ視点で読みたいなこれ

    1日前·返信